ナポリ周辺でパスクワ(復活祭)に食べるケーキです。私の舅姑は北イタリアに住んでいますが、ナポリ出身であるため、パスクワのケーキといったらこれです。生地はタルト生地、中身はリコッタ、煮た麦、牛乳、卵、オレンジピールなどなど。外はさっくりビスケット、中はしっとりミルキーながら少しふんわりという不思議な食感。べークドチーズケーキに少し似ているかもしれません。姑によると、最近でこそイタリア全土でも知られるようになったお菓子ですが、以前は、北部では材料に使う煮た麦の缶詰がどこでも手に入るものではなかったらしく、パスクワ前とパスティエラ大ファンの息子の誕生日前になると、姑は煮た麦の缶詰を捜し求めて店から店へと走ったそうです。
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