パスタの世界で"ジェノヴェーゼ’といえば、一般的にはあのバジリコのソース"ペスト"で合えたパスタ。
しかし、ナポリ滞在中に食事をご馳走になった親戚宅にて、
「そうね、明日のお昼はかるくジェノヴェーゼでいいわよね?」
と聞かれたので、はいと言い次の日の昼食時・・・
テーブルに出てきたのはタマネギと肉汁であえた白いスパゲッティ・・・・・
"あっれぇ・・・おばさん気が変わったのかなぁ・・"と思いながら食べ「美味しいですね」と言うと、
おばさんは「今日のジェノヴェーゼはいつも以上に美味しくできたわね♪」と言うではありませんか。
そう、ナポリではこれがジェノヴェーゼのです。なぜにジェノヴェーゼ?と、調べてみたのですが、はっきりとした理由はわかっていないらしく、
ナポリで働いていたジェノヴァ出身の料理人たちが作っていたからとか、このパスタを発案した料理人の姓が"ジェノヴェーゼ"だったからでは?などの憶測ばかり。
ラグーナポレターナも一般的に知られるミートソースの"ラグーボロネーゼ"と違い、挽肉ではなく固まり肉をトマトソースで煮込むのですが、このジェノヴェーゼ・ナポレターナはラグーナポレターナのトマト無しでタマネギ盛りだくさんといった感じでしょうか。
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