日本でよくある6枚切りとか8枚切りとかのキューブ型の食パン、イタリアには存在しません。大体が、袋詰めになったやわらかいスライスパンと言うものは、毎日の食卓の主食として出るものではなく、朝食にトーストで食べたり、おやつに食べたり、または万が一焼きたてパンがなくなってしまった時の予備としておいて置くような存在なのです。新鮮な焼き立てパンが次の日にはカチカチになってしまうのと裏腹に、このソフトパンは超賞味期間がものすごく長いです(人呼んでプラスチックパン・・・)。なんてったってアルコールが使われていますから。あまり健康的とはいえません。
このソフトなスライスパンの形というのは、写真のように全体は約12cmx25cmx25cmの直方体。1cmくらいの厚さでスライスされています。種類としては、日本の食パン同様、白パン、全粒粉パン、チンクエ・チェレアーリという5種類の穀物が使われているもの、ほんのり黄色いセモリナ粉を使ったものなどがあります。日本でいうサンドイッチ用の耳なしパンは『パンカレ』と呼ばれ、さらに薄い7mmくらいのスライスで売られています。
ちなみに、保存が長くできる柔らかパンには、他にもバーガーバンズなどがありますが、お世辞にも美味しいとはいえません(笑)。本当に、どうしたらこんなまずいものを商品化できちゃうわけ???とハテナマークが浮かんできてしまうほどなんです・・・。もう、バーガーバンズなどどうでもよいものと言う事なんでしょうかね・・・。
コメントを残す