クロスタータとは、イタリアで定番な焼き菓子です。ジャムやチョコレートクリームなどをタルト地にのせ、そのうえに細長く切ったタルト地を格子状にのせて焼いたもの。
絵本に出てくるタルトそのものです。格子状にのせなくても、クロスタータと呼ばれていますが、本来はこの格子模様があってこそのクロスタータ。
イタリアでは、朝食やおやつとして日常的に食べられています。一番定番なものは、アプリコットジャム、フルッティ・ディ・ボスコ(野いちご類のミックスジャム)、へーゼルナッツの入ったチョコレートクリームのクロスタータです。
この3種類は、ビスケット感覚でスーパーの朝食コーナーで売られていたりもします。クロスタティーナと呼ばれるミニクロスタータ等は本当に朝食やおやつ用として、袋菓子のように売っています。でも、やはり手作りのクロスタータにはかないません。
クロスタータは簡単な用ですが、タルト地の出来具合でまったく違うものになってしまうのです。タルト地が堅すぎると味気なくなってしまうし、やわらかすぎると崩れてしまうし。その辺はお母さんの腕の見せ所でしょうか。
[…] ーです。 サクランボのジャムやソースは、イタリアでは非常に一般的な味として親しまれています。 家庭のお菓子として代表的なクロスターターやクレープにも欠かせない材料です。 […]