ヴェローナのお菓子職人であったルッジェーロ・バウリ氏が1950年代に創設した製菓会社。主にイタリアのクリスマスに欠かせない"パネットーネ" "パンドーロ"、復活祭のお菓子"コロンバ(コロンボの形をしていて、生地はパネットーネとほぼ同じで、表面にア-モンドとアーモンドシュガーがのっている)"、その他コルネットなどのブリオシュ(菓子パン)、アソートチョコレートなどを製造してます。
しかし、やはりバウリといえば、ヴェローナ発信の伝統クリスマス菓子"パンドーロ"。ミラノ発信の"パネットーネ"は日本でも結構知られていますが、パンドーロはパネットーネより背が高く、形状は先端のない円錐形、水平にスライスすると断面が星型。生地は卵とバターをふんだんに使ったブリオシュ地。パネットーネと違って、切る前に全体に粉砂糖をまぶすのが特徴です。私の知る限りイタリア人の多くは、パネットーネよりパンドーロ派が多いような気がします。どうやらパネットーネに使われているカンディーティと呼ばれるフルーツの砂糖漬けを嫌がる人が多いらしいです(なぜだろう?)。だから、レーズンだけ入っているパネットーネとかも売っています。
バウリのように、"パネットーネ" "パンドーロ" "コロンバ”を中心に製造している有名製菓会社は、他にも何件かあるのですが、"パンドーロ"というとやはりヴェローナ発バウリじゃないでしょうか。
バウリ公式サイト(イタリア語・英語)
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